やっぺすは、復興への道のりとその先の石巻の未来に向けて、市民ひとりひとりが支えあい、 課題をみんなで乗り越えていけるような社会基盤を作ります。

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地域全体で支えあう

仮設住宅を中心とした地域全体のコミュニティづくり

震災により、分断されたコミュニティでゼロから生活をスタートする住民の方々が、
互いに支えあいながら生活していく基盤を作るための支援活動です。

私たちが主に活動している石巻市開成・南境地区は、東北で最大規模の仮設住宅団地になります。
およそ1,800世帯の方々が生活しています。
仮設住宅では、周囲に知り合いがいない状態からスタートします。
コミュニティができていないと、些細な事による隣人トラブルの増加、孤独死、
アルコール依存症、幼児虐待等多くの問題が危惧されています。
私たちは、地域全体でコミュニティを構築し、住民同士が互いに支えあうコミュニティづくりを行っています。

▶石巻が抱える復興への課題について詳しく見る

仮設住宅の現状

仮設住宅の劣化、カビ発生

仮設住宅の構造は簡易的なため、長期に及ぶ生活に適していません。劣化が進み住環境は悪化の一途を辿っています。畳等へのカビによる健康被害は、深刻な課題となっています。

元気な人が抜けていくコミュニティ

仮設住宅は、自力再建や引越し先がある方から抜けていきます。自立して生活することが難しい方々が増える仮設住宅で、互いに支えあえるよう、外部からのより一層の支援が求められています。

復興住宅の入居に伴う課題

これから復興住宅への入居が徐々に進んでいくのに伴い、仮設住宅の集約が始まり、コミュニティが再度分断されます。心身ともに疲れが溜まっている中で、知らない方々との生活の負担は計り知れません。既に複数の仮設住宅の自治会が解散していっています。

やっぺすが行っていること

仮設住宅の集会場等で、カルチャーセンターを実施。手芸教室や、エクササイズ、コンサート等を行っています。講師や運営を出来る限り参加する住民に担っていただき、持続可能な体制の構築を目指しています。

孤独死する確率が高い男性が、参加しやすい活動として、「馬っこ農園」と「水貫農園」2箇所の市民農園を運営しています。周辺地域の方にも協力いただき、住民主体で運営しています。

子どもたちの遊び場が不足している仮設住宅周辺に、住民の方々と広場を作り運営しています。また、プレーパークも行っています。春には、お花見をしている様子も見られます。

企業との連携プログラム例

仮設住宅の清掃ボランティア

仮設住宅での生活を改善するきっかけとして、仮設住宅の清掃ボランティアを行っています。仮設住宅では、建物の構造が簡易的なため、床や畳がカビやすい、結露が激しい等多くの課題を抱えています。そこで主に企業の社員ボランティアの方を中心に、仮設住宅で部屋の清掃活動や防カビ剤の塗布を行って頂いています。この活動は、普段、手が行き届かないところの清掃だけでなく、こもりがちな住民の方との会話をする機会となり、心のケアにもつながる支援プログラムとなっています。これまで、積水ハウス様、NTN様、DNP様他多くの企業の社員ボランティアの方々にお手伝いいただきました。

▶詳細は、お問い合わせください。

仮設支援のこれまでの歩み

【まとめ】石巻のまちで私たちが10ヶ月間行ってきたこと
「コミュニティデザイン」

避難所から仮設住宅へ入居が進み始めた段階で、阪神大震災の教訓の元、いち早く仮設住宅の支援を開始しました。活動することで新しい課題が見えてきます。目の前のニーズを丁寧に拾い、対応してきた10ヶ月でした。

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地域住民と仮設住民がひとつになるお祭り。
そして、次へ。

これまでの10ヶ月の取組が形になったお祭りでした。地域の課題は、地域で解決する。互いに支え合おうとする地元の方々のパワーを強く感じた一日でした。動画で当日の様子もご紹介いただいています。

地域がひとつになる広場を目指して。
~仮設住宅と地元の方々がつながる場~

仮設住宅の方々と地元の方々と一緒に話し合いを重ね、どんな広場にしていくか話し合ってきました。お花見できるよう桜の木がほしい、小さい子どもたちが思いっきり遊べる遊具があったらいい、暗いので照明がほしい等の意見を少しずつ形にしていきました。

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農園収穫祭!
そこで見えた支援団体の役割。

仮設住宅では、男性の孤独死が圧倒的に多いです。仮設住宅の中でのイベントは、女性が多くなりがちです。男性が参加しやすい機会をつくるために市民農園を始めたところ、多くの方が主体的に参加しています。その中で支援団体の役割が見えてきました。

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地域全体がひとつになる広場
いしのまきわんぱーくオープン!

仮設住宅の支援を開始し約1年半。多くの方々にご協力いただき、広場が完成しました。子どもたちに元気に遊んでほしいという思いの「わんぱく」と、ひとつになる広場の思いを込め、いしのまきわんぱーくと名づけました。

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いしのまきわんぱーく利用者の声

南境東区長

日野 秀雄さん

今回は、多大なるご支援ありがとうございました。震災後、私たちが生活している地区に、大規模仮設住宅団地が建設され、様々な地域から入居されてきました。道路一本しか離れていませんが、なかなか交流するきっかけがなく、何かしたくても難しい状態でした。そういう中で、広場作りが始まり、仮設住宅にお住まいの方々と知り合い、徐々に交流が生まれてきました。とても良い機会となりました。

仮設団地の皆さんに、広場を使っていただいて、癒しの場になると嬉しいです。皆さんで一緒に花壇を整備して、お花見しながらゆっくりお茶っこしたら、とても良い場になると思います。また、子どもたちが遊んでいる姿を見ることは、お年寄りの方にとっては元気が出ますし、子どもたちも安心して遊ぶことができるでしょう。広場の周りは、散歩される方も多いので、寄っていただいて、休んでいただきたいです。次の災害に備え、災害時はかまどになる縁台を設置していただきました。積極的に防災訓練等で使っていただきたいです。どんどん新しいアイデアが出てきます。この広場をさらに発展させ、多くの世代の方々が交流する広場になってほしいです。

開成仮設3、4、5、6、14団地 自治会長

佐藤 孝さん

震災の一番の犠牲者は、子どもたちではないかと思っていました。遊び場がない子どもたちのことが気がかりでしたが、今回、立派な遊び場ができてほんとうに嬉しく思うと同時に、ほっとしています。みなさんが集う広場になればと思います。

やっぺすさんには、市民農園でもお世話になりました。皆さんで育てた野菜を収穫し行った収穫祭は、大変楽しい一時を過ごすことができました。妻も、やっぺす隊の活動でお世話になっています。寄り添った活動をしていただき、大変感謝しています。

これまで、「やっぺす隊がやってくる!」では活動を開始した2011年8月から
2015年6月末までの間で、588回のイベントを開催し、
7,704名の方が参加しました。
その中の5つのイベントが独立し、サークルとして運営を始めました。
市民農園は2箇所で実施し、延べ50名の方が利用しています。
いしのまきわんぱーくでは、延べ1,000名以上の方が利用しています。
プレーパークでご協力いただいている石巻専修大学では、
大学敷地内でのプレーパークも開始しています。
たくさんのご支援をいただき、多くの方々と支えあいの基盤を作ってきました。

仮設住宅の支援はこれからが正念場を迎えます。
復興住宅に移っていく中で、仮設住宅で生活されている方々の団地の集約が始まり、
新しい方々との共同生活が始まり、コミュニティ作りが再度必要になります。
また、元気な方々から抜けていくのが仮設住宅です。
3,000円のご寄付で1回のカルチャー教室が開催できます。
仮設住宅に住む全ての方が次の住宅に移るまで、ご支援の程、宜しくお願いいたします。