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石巻のまちで私たちが10か月間行ってきたこと「コミュニティデザイン」

2012.6.03活動報告 その他の報告

こんにちは、やっぺす渡部です。
先週、南境東部・西部地区の自治会長お二方から、仮設の方も含めて、皆で合同慰霊祭・復興盆踊りをしたいので、協力してほしいと要望をいただきました。
これは、私たちが待っていた言葉で、とても嬉しい瞬間でした。
私たちは、開成・南境地区の仮設住宅支援を昨年8月より始めました。
いつからか私たちが行っていることは、理想のコミュニティに向けてのコミュニティデザインなんだと思うようになりました。
描いていたものに実際に近づいていく。
それは、私たちが無理に住民さんたちを引っ張っていったのではなく、ふとしたときに会話で寄り添うということの重要性の話をしたり、実際にコミュニティが出来上がっていくためのハードやソフトの仕掛がうまく働いただけで、住民の方たちが自分たちで考え・動く中で出来上がっていきました。
そのことがとても嬉しかったので、私たちが何を住民さんたちと共に行ってきたのか振り返りをしてみました。
1.「やっぺす隊がやってくる」 11年8月~
仮設住宅の集会場を活用したミニカルチャーセンター。

フェイズ1(初めての出会い、再会) 11年8月~
$石巻復興支援ネットワーク
昨年8月、おちゃっこ、マッサージ等から始めました。
初めて会う方、再開を祝う方等多くの出会いがありました。
お互いが携帯電話の番号を交換する様子は今でも忘れられません。
フェイズ2(難易度の高いコミュニティの形成) 11年9月~
$石巻復興支援ネットワーク
丁寧に課題を抽出し、日曜大工等、男性向けのコンテンツ、お化粧・ネイル等若ママ向けのコンテンツ等を実施してきました。
フェイズ3(住民の主体性を磨く) 11年11月~
$石巻復興支援ネットワーク
住民の方が主役・主体的になるよう、住民の方に講師になっていただく。
また、やっぺす隊スタッフの1イベント当たりの人数を減らしていき、準備・片付けを住民の方が行うように促していく。
その結果、いつからか住民の方が手伝ってくださるようになってきました。
スタッフに余力が出てきたので、南境第7団地にも展開し、2地点展開にしました。
サークル形成をする為のサポートも行っています。
住民の方主催のイベントも生まれてきました。
手仕事の提供も、コミュニティ形成、自立へ向け、役立っています。
フェイズ4(周囲に配慮できる、主体性を発揮するひとづくり) 12年1月~
$石巻復興支援ネットワーク
一人一人が主体的になり、また弱い方々に対し配慮ができるよう、イベントの中で、お互い教えあったり、支えあえる土壌作りをしています。
コミュニティが再度分断される公営住宅への入居へ向け、孤独死を防止するため、ひとづくりの活動をしています。
2.仮設住宅と地域をつなぐ 11年11月~
仮設住民とその近隣の地元住民の方々の交流がなく、互いに遠慮しあっている状況、互いの暗黙のルールを知らず、トラブルが起こりやすくなり、軋轢が生じやすくなっていることがわかってきました。
また、元気な人から抜けていくコミュニティである仮設住宅で、弱い方々が残ることが予想されています。
近隣の地元住民の方々が、見守り、支えあえる関係になればよいと思い、つなぐ活動をしています。
お正月の1月3日には、近隣地元住民の方のご協力により、千食の御雑煮準備、馬っこ山太鼓等を披露し、お正月をお祝いしました。
南境ちびっこ広場(仮称)
$石巻復興支援ネットワーク
仮設住宅に住む子どもの遊び場がない、外で遊べないという課題を解決するため、地元自治会の協力の元、子どもたちの遊べる広場、多くの世代が訪れる広場作りを始めました。
自治会、仮設の方、土地所有者、市役所、多くの外部の支援者により、一歩ずつ形作られてきました。
この広場作りを通じ、仮設と近隣地元住民の方々の関係づくりを図っています。
3月に桜の木が植えられ、5月に水道、横断歩道が設置されました。草刈り、看板作りも行われました。
今後、ネットフェンス、東屋等の設置も予定されています。
4月より始めた月1回のプレーパークには、仮設や地元の子50名近くの子どもが参加してくれています。
お花見を行い、仮設の住民の方も、今度団地の方々とBBQで使ってよい?と尋ねられるようになってきました。
市民農園
$石巻復興支援ネットワーク
仮設の方々で農作業・家庭菜園をされたいというニーズにこたえる形で、スタートしました。
近隣の地元の方々が土地を貸してくださり、また、別の方が農業指導者として協力してくださって、運営されています。
農園の隣の方も、気配りしてくださり、大雨の日には、雨水を逃がす堀を作ってくださいました。
個人の方の区画と、共同農園でコミュニティを育んでいます。
夏・秋には収穫祭を予定しています、皆さんで仲良くお祝いできれば良いと思います。
①「馬っこ農園」 12年3月~
開成仮設の北側から徒歩5分。
18名以上の方が参加。
②「水貫農園」 12年5月~
開成仮設の南側から徒歩5分。
馬っこ農園の存在を知った地元の方から連絡があり、土地貸しの申し出をいただき、開始しました。
現在7名の方が参加。(申込受付中)
復興盆踊り 12年5月~
$石巻復興支援ネットワーク
地元の南境東部、西部の自治会の方々より、仮設の方々も一緒になって、慰霊祭を開催したいので、協力してほしいと依頼をいただきました。
依頼が来た理由としては、仮設の自治体制や連絡・周知方法等全く分からないということでした。
この地域は、例年3か所で夏祭りを行っていましたが、今回、仮設の方々にも参加していただき一つになれるよう、一か所で大きく行うことにしたとのことです。
仮設の方も地元の方もボランティアの方も、みんなで、亡くなった方へ冥福をお祈りし、復興盆踊りをしたいとのことでした。
3.将来をつなぐ子どもの育成 
$石巻復興支援ネットワーク
南境西部にある石巻専修大学と他団体、市民の方と連携し、将来の子どもたちの育成を目指しています。
上記の南境ちびっこ広場と、石巻専修大学の敷地内の東西2拠点体制で、プレーパークを行っていく体制作りを進めています。
仮設が多い東部と、震災後、新築で移住してきた方が多い西部。
それぞれ必要です。
プレーリーダー養成を地元大学と連携することで、高校生・大学生の成長に繋がり、また、参加する子どもたちに自由に思いっきり遊んでもらうことで創造性や健やかな成長につながるよう形づくっていきたいと思っています。
他にも様々なことを行ってきましたが、以上の3つを中心に私たちは行ってきました。
これからも今までと同じく、一方的に何かを行うというのではなく住民さんと共に歩んでいきたいなと思います。

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