やっぺすは、復興への道のりとその先の石巻の未来に向けて、市民ひとりひとりが支えあい、 課題をみんなで乗り越えていけるような社会基盤を作ります。

石巻の方はこちら

やっぺすNEWS

仮設住宅の支援活動を振り返ってみて。継承されていくこと。

2014.9.02スタッフブログ

こんにちは、やっぺすの渡部です。

先日、投稿された「いしのまきわんぱーく」でカルビーじゃがいも収穫祭を開催!」のブログ記事。
地元の方々に加え、カルビー社長さんや石巻市長もお越しになり、盛り上がったようでした。

最初に担当していた者として感慨深いものがありました。(今は、地元のお母さんが担当されています。)一つ一つ積み重ね継続してきたからこそ、このような催しを開催することができたように思います。

仮設住宅×周辺地域、企業×行政×NPO、子ども×お年寄り、集会場でのサロン活動×市民農園×広場

様々な人や活動のコラボレーションによって、実現することができました。
仮設住宅支援の成果を表しているように思います。

仮設住宅の支援について、少し振り返ってみたいと思います。
やっぺすの仮設住宅への支援活動のまとめは、こちらを御覧ください。

① 11年8月~ 仮設住宅入居初期

被災し住居を失った方々が抽選で入居しました。約1,100世帯が生活されていた東北で最大級の仮設住宅団地『開成団地』で、集会場を活用したやっぺす隊がやってくる!をスタートしました。

仮設住宅では孤独死が発生するという阪神大震災の教訓を元に、手芸や体操、フラワーアレンジメント、手仕事等の様々なイベントを実施し、コミュニティを育んでいきました。入居直後は皆さん知らない状態だったので、イベント後に携帯番号を交換する様子を見て、妙な嬉しさが沸き上がってきたことを今も覚えています。

「やっぺす隊がやってくる!」は今も継続しており、600回以上実施し、7,000名以上が参加しています。

② 11年秋 ~ 男性の孤立、子どもの遊び場、仮設と地域住民の問題が顕在化

仮設住宅には、子どもたちの遊び場がない、男性は集会所のイベントに参加せず、男性の孤立が顕在化していました。また、仮設住宅と周辺住民の方々の軋轢が生じ始めました。
仮設住民さんたちが地域のルールを知らなかったため山菜を取ったり、立場の違い等で関係性が悪化してきました。

それらの問題を解決するため、仮設住宅の方と周辺地域の方と共に、子どもの遊び場づくり、市民農園を開始しました。両方共、地元の方と仮設の方と一緒に作っていくというプロセスを大切にしました。

12年2月 市民農園 「馬っこ農園」スタート
12年5月 市民農園 「水貫農園」スタート

12年12月 広場「いしのまきわんぱーく」完成  

ハード面の整備は、費用や物、場所等の確保が必要になりますので、地域住民の方々・行政の方・企業の方・NPOの方等に大変お世話になりました。ソフト面でも持続的なものにするために、周辺にある石巻専修大学の学生さんに手伝っていただきました。

また、ボランティアさんが住民さんの部屋の清掃をすることで部屋の清掃と心のケアをする仮設住宅の清掃活動を実施。孤立しがちな住民さんにリーチできる取組となっています。たくさんの企業ボランティアの方々にご協力いただき、これまで清掃したお部屋の数は1,000を越えようとしています。

③ 12年後半~ 持続可能な仕組み化

持続的な活動にするため、また、支援する・支援されるの関係ではなく地域で暮らす皆さんで支え合うコミュニティを形成するため、一歩後ろに下がり活動の立ち位置を徐々に変えていきました。

・仮設住宅のサロン活動「やっぺす隊がやってくる!」
 特技を持つ仮設に住む住民さんが講師となり、サークル化し独立したり、運営やチラシ配布も住民さんに手伝っていただき、手がほとんどかからなくなりました。

・広場「いしのまきわんぱーく」では、月1回のプレーパークを実施
 12年度:やっぺすが近隣の石巻専修大学と連携し実施
 13年度:学生を巻き込み、子ども支援をする団体に委託
 14年度:子どもによる子ども支援を実施するジュニアリーダーサークルに委託

・市民農園
 地元の農家さんや仮設の方々が運営をほとんど担ってくださっています。

多くの方々にご協力をいただき、ひとつずつ課題を解決し形にすることができました。ご協力いただいた皆さんに本当に感謝しております。誠にありがとうございました。

④ これからの支援活動について
入居待ちの方々が多くいた仮設住宅も、時間の経過と共に徐々に空きが出てきました。1割程度が空室となりました。これから仮設住宅団地の統合が始まり、復興住宅への入居も進み、コミュニティの再編が始まりつつあります。

私は既に担当ではありませんが、後任のスタッフがこれまで同様、目の前のニーズを的確に捉え柔軟に事業の形を変えながら、被災された方々に寄り添い続けて行くのだと思います。
今後とも応援よろしくお願いいたします。

これまでの取組はWEBサイトに掲載されています。

この記事をみんなにおしえる!

最新の記事

カテゴリー

月ごとの記事を見る