· 

やっぺす!女性活躍支援プログラム❝green(グリーン)❞活動報告会を開催しました!

みなさんこんにちは やっぺす事務局スタッフです。

 

石巻も日に日に暖かくなってきましたね。季節の変わり目でのどのイガイガがなかなか取れないやっぺすスタッフです。。みなさん体調は崩されたりしていないでしょうか。

桜が咲くころまでには万全にして臨みたいですね!! (お花見と称する飲み会に、、、)

 

さて、212()

「やっぺす!女性活躍支援プログラム”green(グリーン)”活動報告会」を石巻市飛翔閣にて開催いたしました。

 

当日はプログラム修了生と、石巻市議会議員様、職業体験受け入れにご協力いただきました企業様、団体様に来場いただき、職業体験先で得たことなどを発表していただきました。

はじめに当団体代表兼子より、

「母親は、子育てに対して過度な期待を持ってしまうものです。でもその期待は、『子育てとはこうあるべき』という固定概念により作られ、しかも自分自身に対してのことが大きいです。働きながら子育てをすることは大変だけれども、その部分を家族や周りの人を頼り、協力してもらうことで、女性が地域で活躍し、また、そういう女性が増えることが女性の就労を推進する地域づくりの実現にもつながります。

やっぺすは、このような支援をこれからも続けていきたいと思っています。今日は修了生のみなさん、本当におめでとうございます。」

とお話をいただきました。

本プログラムは、出産から子育てにより離職した女性の仕事再開を目指す職業体験事業と、震災後地域で起業した女性創業支援事業の2つを軸に展開してきました。

 

職業体験事業は、就労に向けてサポートする計3回の講座を実施し、職業体験実習では、地元の企業様や地域課題に取り組む団体様において、数時間から約70時間程度の職業体験をさせていただきました。

また、女性創業支援事業は、さまざまな業種の方々が繋がり、出会い、活躍の場が広がることを目的とした池上彰先生の特別講演会&異業種交流会の開催や、創業されている方や、これからお考えの女性のスキルアップを図るための勉強会として、「プレゼンテーション」、「写真の撮り方」、「HP作成」と計3回のセミナーも開催してきました。毎月各種専門家の先生方による相談窓口も開設しました。利用人数は延べ130人を超えているんですよ!

次に、職業体験修了生による発表です。

各々受け入れ先で教えてもらったことなど、盛りだくさんな内容を発表してくださいました!

 

ぱんぷきんさんは総合在宅介護サービスとして、介護タクシーや配食サービスなど事業内容は多岐にわたります。そしてこちらはぱんぷきんさんの『サービス付き高齢者向け住宅』に職業体験に行った方々の発表です。

介護と一口に言っても、介護業界では職種によって仕事の内容が異なり、働く場所によって求められるスキルが違うって、みなさんご存じでしたか?

そして認定NPO法人スイッチ・イシノマキさんでは障害福祉サービスの一つとして、自立訓練(生活訓練)を行っていて、通所しながら『働きたい』を目指す方のサポートをしています。また、スイッチ・イシノマキさんの中にはもう一つ「石巻NOTE」さんがあります。こちらは高校生から10代、20代を対象として、個別相談や就学、就労等の進路決定のサポートをしています。

こちらはスイッチ・イシノマキさんに職業体験に行った方の発表です。

スイッチ・イシノマキさんではスタッフ同士がお互いに気持ちよく働けるように配慮しているようです。働きやすい職場づくりは1人でできるものではありませんよね。こうやって一人一人を理解しようとしてくれる姿勢は働く側からするととてもありがたいです!

みなさんの発表を聞きながら、働き始める時ってすごく悩んでいた自分を思い出しました。

「子育てをしながら働く」ということの厳しさや大変さばかりがクローズアップされている現状は、なかなか打開できませんよね。働いている自分を想像すると、ぼんやりと、ただただ大変そうな自分が見えるような。。

でもいざ職業体験をしてみると、働いて見える景色は、頭の中で考えているよりはるかに鮮明に見えたと思います。

 

みなさんの発表が終わり、次にプログラム修了証の授与です。

修了生にはギフトも送られました!

講座から職業体験終了まで約4か月の間、色んな思いがあったんじゃないかな、と思いました。仕事って大変!子どもがすぐ体調崩しちゃって、、ものすごく体が疲れる。。

でもみなさん口をそろえて言っていたことが「職場の雰囲気がいい」「スタッフが優しい」「利用者さんも温かい」でした。

子育てをしながら働くことに理解があることや、同じ立場だったり。そうやってお互いのことを思いやることができたら、子育てしながら働くことが普通になるのに、、、と思うスタッフなのでした。

そして、受け入れにご協力いただいた企業様や団体様を代表して、特定非営利活動法人 放課後こどもクラブBremen理事長 寶鈴子様より、

「昔の時代の『働きながら子育てをする』ことは、お母さんにとってはとてもつらい経験をしたりと大変なことが多かったように思います。子どもの体調が悪ければ、きちんと体調管理もできないと言われ、すべて母親の責任でした。何度泣いたことか。。

でもみなさんは違います!周りにこんなに親身になってくれる仲間や、やっぺすのスタッフ、そして、受け入れに協力してくれる場所もあります!どんどん社会に出て、女性が子育てをしながら働いたり、やりたいことを実現できるよう頑張ってくださいね!」

とお話をいただきました。

最後に来賓の方々と修了生一緒に集合写真を撮りましたよ♪

みなさん本当にお疲れさまでした!!

そして閉会後、みなさんで懇親会です!

料理が揃うまでしばし歓談です。

石巻市役所 復興政策部 地域協働課課長 佐藤佐智子様よりお話をいただきました。

「女性であり、妻であり、母であるみなさんが子育てや家事をしながら、地域に、社会に貢献している様子は、市役所で働く身としては、早くどうにかしなければ!とより一層身の引き締まる思いです。みなさんが安心して子育てしながら働いたり、地域に目を向けることができるよう、こちらも頑張りますね!みなさんも周りに協力をしてもらいながら、子育て、家事、頑張ってください!!」

市の方とこんな風にお話ができることはなかなかないですよね。改めて女性の力はすごいなーと感じました。

 

それではお待ちかねのお食事タイムです!お子さんたちもおなかすいたよね♪

とてもお世話になりました、石巻市家庭教育支援チームの先生方も一緒です。

本事業では預けることが初めてのお子さんが多かったのですが、この期間本当によく頑張ってくれました!預かる場所や、先生の存在で、お子さんやお母さん自身も「信頼できる人」がこんなにいること、お分かりいただけたと思います。お母さんが頑張っている間、お子さんもまた、社会経験を積み重ねていた。ちゃんと、成長するんだなぁとみなさんのお子さんを見ながら日々痛感させられました。

「子育てをしながら働く」ということが、社会にとって当たり前となり、それが、地域の活性化や、家族のパートナーシップの強化、そして、働き方の多様化が進むことで、離職後の社会復帰でも、女性が能力を最大限発揮できるよう、願ってやみません。

このプログラムに参加された方々の今後のご活躍を祈念いたします。

そして、今回本事業にご協力いただきました

石巻市、東松島市、ぱんぷきん株式会社様、NPO法人放課後こどもクラブBremen様、NPO法人にじいろクレヨン様、NPO法人ベビースマイル石巻様、認定NPO法人スイッチ・イシノマキ様、ハピネス保育園へびた様、石巻市家庭教育支援チーム様

本当にありがとうございました。

 

そして、協賛いただきました

カゴメ株式会社様、ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人グループ様、日本ロレアル株式会社/ランコム様

本当にありがとうございました。

 

 

*本事業は、平成31年度宮城県NPO等の絆力を活かした震災復興事業の助成を受け実施しました。