2022年3月11日(金)に毎年3月に恒例となっているやっぺす報告会in石巻を開催いたしました。
東日本大震災から11年目をむかえました。
今年はコロナ禍の開催という事もあり、県外からオンライン参加のみなさまも多く現地とハイブリットでの開催となり、
現地とオンライン含めて100名程度のみなさまにご参加いただきました。
会場は飛翔閣様大広間をお借りして開催させていただきました。
最初に、2021年度のやっぺす会員協賛品を頂戴いたしました企業様をご紹介させていただきました。
株式会社イストワール様、カゴメ株式会社様、ジョンソンエンドジョンソン様、株式会社ナカジマコーポレーション様、
日本ロレアル株式会社様、ランコムジャパン様です。心より御礼申し上げます。
また、やっぺすカレッジの活動に参加していただいている地域住民さんたちで作製した、
ヒマワリとクマのコースター、クラフトバンドで作った「くまっきー」にメッセージを添えてプレゼントさせていただきました。
冒頭に、前年12月に兼子前代表理事が退任され、新共同代表兼事務局長の髙橋洋祐よりご挨拶をしました。
次に、～復興からその先の未来へ～次のアクションを考える！というテーマでやっぺすがお世話になっている3名の大学の先生にオンラインでご登壇いただき素晴らしいお話しをお伺いいたしました。
中央大学法学部 政治学科教授 中澤秀雄様
宮城学院女子大学 一般教育部教授 天童睦子様
同志社女子大学 現代社会部教授 加藤敦様
やっぺすの取り組みを評価していただき、やっぺすだから出来る地域や住民とのかかわり方、震災当時より変化している現在だからこそ必要とされている課題、そしてやっぺすの取り組みを通して先生方お一人お一人が感じた事などを詳しくスライドを使ってお話しいただきました。学生も多く参加していたので、メモを取ったりしながら先生方のお話しを真剣聴いていました。
続いて、協働企業様よりやっぺすとの関わりについてというテーマでお話しいただきました。
株式会社ナカジマコーポレーション 執行役員ライセンスイベント部部長 前原せつ子様
カゴメ株式会社 東京支社 東日本大震災復興支援室室長 伊藤宏様
ジョンソンエンドジョンソン ビジョンケアカンパニー事業開発部シニアマネージャー 佐々木紀夫様
3名のみなさまよりオンラインと会場にてお話しをいただきました。
CSR活動や東日本大震災復興支援を継続してご支援していただいている企業様のお話しは大変貴重な時間となりました。
休憩をはさんで、石巻の現状と活動報告についてやっぺす共同代表 髙橋と柏原よりご報告致しました。
石巻の現状、コロナ禍の地域の課題、地域住民の移り変わり、11年を迎えての新しい課題など、みなさまに伝えたい事はたくさんあります。
活動を通してたくさんのみなさまのお支えがあって、今のやっぺすがあります。
関わっていただいてるみなさまに心より感謝申し上げます。
次に、団体の各事業担当者より活動報告をさせていただきました。
トップバッターは、子育て世代包括支援センターいっしょえきまえの報告を担当兼子よりお話ししました。
途中で、11年前の当日、東日本大震災発生の時刻となったため、みなさまにご起立いただき、14時46分に黙とうを捧げました。たくさんの想いを抱えて過ごしてきた年月に、みなさま心を込めて手を合わせていらっしゃいました。
黙とう後には、引き続きやっぺすの各事業の活動報告を行いました。
おうち仕事担当より松坂より現在の取り組みについてのお話し、
こども食堂事業担当渡邊と参加者代表の土井とも子さんよりこども食堂事業に関わってのお話しをいただきました。
おうちしごと事業は、関西のハンドメイドアクセサリーショップSONNRISAのご協力をいただき立ち上げた「アマネセール」という事業を行っております。
次に、女性活躍活動部門スタッフ戸田、堺本、片石と参加者代表 内海ゆかりさんより活動に参加しての発表をしていただきました。
当日お越しいただいたジョンソンエンドジョンソン様のご支援により、地域の女性がエンパワーメントすることにより、
地域を自分たちで元気にしていこう！という人が増え、実際に講師となり地域で幅広く活躍しています。
参加者代表の内海さんも「自分で一歩踏み出すきっかけを作っていただき心から感謝しています！」と力強くお話ししてくださいました。
次にやっぺすカレッジ復興公営住宅活動担当スタッフ戸田と参加者代表阿部紀代子さんより発表していただきました。
スライドは楽しい活動の写真を盛りだくさんで、戸田の軽快なトークを交え会場は終始笑い声でいっぱいです！
オンラインの参加者のみなさまの笑顔も画面からたくさん伝わってきました！
会の終盤には、本年も引き続き歌のご支援をいただいている石田裕之さんも当日会場に駆け付けてくださいました！
東日本大震災直後に、石巻圏域にボランティアとして来ていただき、今現在でも地域の復興公営住宅集会所やイベント会場で歌での心の癒しを提供してくださっています！
当日は、石田さんのオリジナル曲「おおつぶ涙とちいさな花畑」、「とほで」など素敵な歌を歌っていただきました。
会場が感激の様子で包まれる中、最後はこの曲！「やっぺす石巻」を熱唱していただきました！
みなさん体が自然と動いてしまうくらいに私たちのテーマソングとなっているこの曲は、やっぺすスタッフと参加者さん全員で前に出たり、
こぶしを上げたりと思い思いに気持ちがこもります。
いつも元気と勇気をたくさん届けてくださりありがとうございます！
最後に、前代表理事兼子並びに、
共同代表理事兼事務局長 髙橋、共同代表理事兼事務局次長 柏原より、みなさまにご挨拶いたしました。
前代表理事からは、震災直後からの一番大変な時期に当団体を立ち上げ10年間経過した今の心境のお話しや、
これからもやっぺすを変わらずに応援してください！というこれからも続くやっぺすに対しての熱い想いをお話ししていただきました。
共同代表からは、前代表理事が培って築いてきたものも今後も引き継いで地域に寄り添った活動を全力で続けていきます！
これからもご支援をどうぞよろしくお願い致します！と力強いとても頼もしい想いを伝えていただきました！
地域の人と人が支えあい、守られる地域である事、誰もが平等で差別のない地域にしていく事、
生きやすい地域を作る事など、１１年経過した今でも課題は多くあります。
「やっぺす」はこれからも地域、地域のみなさまに寄り添いながら各事業を継続して続けていきます。
どうぞこれからも！
「一緒にやっぺす！」みんなで支えあい乗り越えていきましょう！！
関わっていただいたみまさまに心より感謝申し上げます。
ありがとうございました！
引き続き特定非営利活動法人やっぺすをどうぞよろしくお願い申し上げます。
本事業は、シビックフォース様のパートナー事業、令和3年度宮城県NPO等による心の復興事業で開催いたしました。
また、報告会当日はウクライナへの募金も行っておりました。
集まった募金は、石恋の達人、やっぺすインキュベーションオフィスでつながりのある
早坂さんご夫婦へ(写真は早坂さん(左)ウクライナご出身の旦那さん(中央)と当団体共同代表髙橋(右))
お渡し致しました。
お渡しさせて頂いた募金は後日、在日ウクライナ大使館へ寄付されるとのことです。
